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どるとるの部屋


[6745] 雪の朝
詩人:どるとる [投票][編集]


脈略のない 言葉で継ぎ接ぎだらけの
物語と物語をつなぎあわせていく

意味も理由もないただまっすぐな
平行線を二人で刻みつけていく

道なりに進めばこのまま辿り着く夜の終わり

オーロラのようなカーテンが風になびいて小さな隙間からこぼれる光
目覚めたら外は雪 一面の銀世界
近年まれに見る 積雪です

真っ白い雪と戯れている 君の笑顔がキラキラとまぶしくて
僕は少し 幸せにめまいをおぼえたよ

何処までも終わらない一本道を引こう
真っ白な道に刻む曲がりくねった線路

淹れたての熱い珈琲に舌を火傷して
おっちょこちょいって君が笑う

目指す宛もない旅なら急がなくてもいい

いつもと変わらないはずの朝の街に
雪がくれた はずむようなときめきのプレゼント
僕は手袋もせずに とるものもとりあえず外に飛び出した

夢のようだねって 僕が言ったら 大げさだよって君が笑う
なぜだろう 寒いはずなのにこんなにも暖かい

溶けてしまう雪は跡形もなく
来週くらいにはもう影も形もない

だけどそれでもいい そのほうがいい
形には残らない大切なものは いつでもこの胸の宝箱にしまってあるから

オーロラのようなカーテンが風になびいて小さな隙間からこぼれる光
目覚めたら外は雪 一面の銀世界
近年まれに見る 積雪です

真っ白い雪と戯れている 君の笑顔がキラキラとまぶしくて
僕は少し 幸せにめまいをおぼえたよ

幸せ過ぎて 笑い顔がなおらないよ。

2015/11/03 (Tue)

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