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どるとるの部屋


[6822] それはまるで魔法のように
詩人:どるとる [投票][編集]


飛行機雲が流れてゆく 夕暮れ間近

めずらしく君から 僕の手をつないできた

あたたかでやわらかなてざわりが

僕の手を包んだ帰り道

胸の隙間を埋め尽くしていく

愛してるなんて言葉にしなくても

伝わる想いが ほら魔法のように

「ただいま おかえり」

そう言い交わせばいつの間にか

ほどけていた心の紐が ひとつに結ばれる

きれいな蝶々結びができました

意地っ張りで 泣き虫な君が大嫌い

あきらめ上手だけど一生懸命な君が大好き

大好きな君も大嫌いな君も 全部大好き

いざというときに頼りにならない
そんな情けないところまで君らしい

夕暮れがそろそろ夜に変わるとき

駅まで迎えに来てくれた君の手には

傘がひとつ 小さな傘の中に二人隠れて

右と左で互いに譲り合いながら

相手の心を 思いやるように 生きる

僕らの心はきっとハートの形

上着を着なきゃそろそろ寒い季節ですね
風邪なと牽かないように気をつけなきゃ
どうしてるかな今頃 笑ってるといいな

そんなこと考えながら 1日を過ごす

愛してるなんて言葉にしなくても

伝わる想いが ほら魔法のように

「ただいま おかえり」

そう言い交わせばいつの間にか

ほどけていた心の紐が ひとつに結ばれる

きれいな蝶々結びができました

手と手を繋いだ形 それは蝶々結びの形。

2015/11/15 (Sun)

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