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どるとるの部屋


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詩人:どるとる [投票][編集]


星に願いをかける

夜空の遠くに想いを運べば

夏はすぐそこにある

足元の影が背伸びして

君の背を追い越したら

僕はドアを開けるよ
その向こうには

一面に広がる青い海

夏に見る夢は

七色に染まった

虹みたいな かがやき

目を閉じても消えない

万華鏡の世界

キラキラと瞬いて

キラキラと瞬いて

僕を連れて行く

あの坂道の向こうへ

祈りは届くかな

唇まであと数センチ こんなに近くにいるのに

指先さえ 届かないあの空より遠い

したたる汗がほほを伝う

いつものあの場所へ行こう

僕はドアを開けたよ

こっちにおいで 誰でも 同じ色に染まれるんだ

夏に見る夢は

七色に染まった

虹みたいな かがやき

目を閉じても消えない

万華鏡の世界

キラキラと瞬いて

キラキラと瞬いて

僕を連れて行く

あの坂道の向こうへ
つぶらな 瞳に 恋をした

花火は 夜空に 舞い上がり

大きな 花を 咲かせたよ

君も見ているかい?

あの長い神社の階段 かけ上ると

君の 背中に 花火が上がり

ストロボみたいに光が君のシルエットを映し出した

とてもきれいだったからみとれてしまったよ

夏に見る夢は

七色に染まった

虹みたいな かがやき

目を閉じても消えない

万華鏡の世界

キラキラと瞬いて

キラキラと瞬いて

僕を連れて行く

あの坂道の向こうへ
この物語の続きへ。

2015/11/15 (Sun)

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