詩人:どるとる | [投票][編集] |
遠い物語の伝説にある
いまだ誰も知らぬ桃源郷
遥か西を目指せ さすれば
旅の果てで天竺の扉は開く
僕らは行く どこまでも
雲の向こう 険しい山河を越えて
僕らは行く 仲間と行く
ありがたいお経を授かりに
ここからすべては始まる
いつか この旅路を誰かが語るだろう
誰も知らないのに誰もが知ってる遠い昔々の物語
木々には甘い実がなり蝶が舞を踊る
七色の夢が あなたを待っているのです
いつか 夢見た憧れのシャングリラ
奇々怪々妖怪変化を打ちのめし
僕らが目指すのは 光の国 天竺
三人のお供を従え三蔵は行く
お経は 心で読めばわかるんだ
意味など きっとないのだろう
夜明けとともに 朝陽が希望のように
屋根に 光の雨を降らせる
遠い未来でいつか誰かが読み聞かせる素敵な物語
いいかい? この物語はもしかしたら
本当にあったのかも知れない
でもなかったかも知れない
それは きっと誰も知らない
だけれど天竺への道は心の中に 続いていく
辿れば その先に あなただけの物語
僕らは行く どこまでも
雲の向こう 険しい山河を越えて
僕らは行く 仲間と行く
ありがたいお経を授かりに
ここからすべては始まる
いつか この旅路を誰かが語るだろう
誰も知らないのに誰もが知ってる遠い昔々の物語
誰もが 求めるのに誰も行けない幻の都 千年前の物語。