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どるとるの部屋


[6921] 流れ星が消えないうちに
詩人:どるとる [投票][編集]


いつもと変わらない いつもの夜には

窓の外に 広がる夜空に流れ星が流れる

僕は何をお願いするか決めてるうちに

流れ星をいくつも逃してしまったよ

願い事を言うタイミングをなかなか

つかめずにいる僕は君を思っていた

「君も今頃見ているだろうか遠い空で」

東京と地方で離ればなれの二人は

違う街の違う場所で同じ星を見ている

そんな たったひとつのつながりだけど

それが僕と君を確かにつないでいる

まるで 星座のように点と点を線が結ぶ

流れ星が消えないうちに

君の幸せを真っ先に願おう

いくつかの満足といくつかの不満を

包み込むように夜空は 果てしなくあって

描かれた世界の向こうにイメージが広がる

目覚めた僕は新しい朝をそこに見つけたよ

君が 好きだと言ったあの花の名前や

内緒で買ったプレゼントとか

「そんなことより聞いてほしいことがある」

せめて離ればなれなら同じ夢を見たい

たとえばふれられないぬくもりにふれたい

そんなささやかな願い事も叶うだろうか

ひとつだけでは 物足りないんだ

星のように生まれては消えてく願い事

流れ星に願う 願いを叶えてください

疑うことしか知らないこんな世界で

まっすぐに 流れ星に祈りを捧げる人の

曇りのない瞳が幸せを望むならば

そっと降り注げ その人の手のひらにこぼれるような星の雨

僕は もうひとつ願う
流れ星に手をあわせ願う人のすべての願い事が 叶いますように

もしも 出来るなら

東京と地方で離れた愛し合う二人は

違う街の違う場所で同じ星を見ている

そんな たったひとつのつながりだけど

それが僕と君を確かにつないでいる

まるで 星座のように点と点を線が結ぶ

流れ星が消えないうちに

君の幸せを真っ先に願おう。

2015/11/28 (Sat)

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