針の尖った先で 突き刺す 蜂の形毒まで 愛してほしい すべてを愛すならすがすがしいくらいのおろかさで何度でも 私を裏切ってもその醜さまで愛すから曖昧な輪郭を頼りない指先が 縁取る 黒と黄色の ストライプ 光と影のしま模様官能的な その曲線腕のラインが そそるねああ僕は簡単にその 魅惑に 引きずり込まれ吸い込まれたら もう出てこられない邪魔なはずの痛みさえ安らぎにも変わる少しよこしまだけどそれもまた愛の形。
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