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どるとるの部屋


[7050] 猿が考える人類学
詩人:どるとる [投票][編集]


四角い窓の向こう通りすぎてく景色が

手の届かない場所に飛ばされていく

今日が終われば今日は昨日になるように

明日という名の未来もやがて 通り過ぎる駅

今は目の前にあっても いずれははるか後方に揺れる蜃気楼

人類の祖先が 猿だった頃に 最初に踏み出した一歩は

猿にとっては何でもない一歩も 世界を変えるほどの一歩だ。

2015/12/19 (Sat)

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