詩人:どるとる | [投票][編集] |
川の向こうに朝日が昇れば
長い夜明けが放つ サーチライトが
闇に隠れてた街並みを 照らし出した
心を 大切にすることができずに 他人のせいばかりにしていた
僕は弱虫だった だけど今は少しだけ前を向いてる
南へと飛んでいく 渡り鳥の羽ばたき
朝の光の中で 踏み出した誰かの一歩
僕は見逃さなかったよこぼれた涙のしずく
陽射しに反射してキラキラ光っていた
それは雨上がりに架かった七色の虹
泣き止んだ心が優しさを知っているのは
それが涙が教えてくれたことだから
暮れなずむ 空を染める夕暮れの赤い色
見ているだけで優しくなれる気がした
今の僕なら間違わずに生きられる
誰かの涙を見たときに人の痛みが 自分の痛みになるのは
心の尖った角が削れて 丸くなったからだね
ここからは少し孤独な旅になる
一人で生きる強さを身につけなきゃいけない
悲しみにはさよならすることはできない
だけど涙を流すたび僕はもっと優しくなれる
それは いつかあなたが握ってくれた手の温かさ
昨日の僕にはわからないこの幸せは
涙が教えてくれたことだから
ページをめくればその先に
新しい今日が 幾重にも あるんだろう
どんな今日も 今日ほど素敵な日はないし
今日ほど 特別な日はないんだ そんなことに僕は気づいた
南へと飛んでいく 渡り鳥の羽ばたき
朝の光の中で 踏み出した誰かの一歩
僕は見逃さなかったよこぼれた涙のしずく
陽射しに反射してキラキラ光っていた
それは雨上がりに架かった七色の虹
泣き止んだ心が優しさを知っているのは
それが涙が教えてくれたことだから。