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どるとるの部屋


[7096] 水彩の街
詩人:どるとる [投票][編集]


少しばかりの微睡み
部屋のすみに転がる
思い残しの影

水彩の絵の向こう

広がる 道を行こう

変わらない街並みの
変わらない表情に

移り行く季節さえ

僕には優しく見える
水と光の 住む街を

行き交う 悲しみが

やがて窓の夕日に

染まったほほを火照らせた

その時流れた涙は

明日の僕に届くから
心配しないで

手の届かないものなら

迎えに行けばいい。

2015/12/27 (Sun)

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