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どるとるの部屋


[7116] 日曜日の憂うつ
詩人:どるとる [投票][編集]


冷蔵庫が 落とすかげろう
甘い花の香り

浅い眠りから 覚めたあとの恍惚に

自惚れたままの 世界は ぼんやりと

気まぐれに まかせて
綴った言葉のように つたない

海月が 泳ぐ 空に

命がちょっとだけ

顔を出したような

はみ出したままの無防備な心に

陽射しはあまりにも激しすぎるから

少しの間をあけて 片目で君を見る

透明なガーゼに 太陽をかざして

七色のビーカーに 虹を閉じ込める

浅はかな日曜日の憂うつに
言葉を多用しすぎた

僕の敗因はそこにある。

2015/12/31 (Thu)

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