夏の畦道に 続いていく 日々青い空 白い雲 開けっ放しの窓蚊取り線香 回る 扇風機畳の上に 寝転がる昼下がり風鈴の音と 引き出しの 絵日記やりかけの宿題と 昨日見た夢の続きどこかに置き忘れた時間誰かの麦わら帽子が 風に あおられ 飛んでいく夏の夕暮れ 一人空を見上げて 口ずさむのは 懐かしい ふるさとの歌思い出す 少年の夏。
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