開けた窓の向こう 翼を広げて飛び立つイメージの向かう先を見ている銀河に走る鉄道も おとぎの国の魔法もこの世界にはないとして 残されたこの ロマンは宛をなくした目を閉じて 夜の中に星を描きながら夢の中で 岸を目指す 翼のない鳥足が羽のかわりで 大地を空のかわりにして僕は行く 終わるまでは終わらない旅冬の 凍てつくような寒さでかじかんだ手を あたたかな歌で 温めながら旅は続く。
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