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どるとるの部屋


[7139] プラネタリウム
詩人:どるとる [投票][編集]


夜空を見上げる 誰もが
星を見て 空想するだろう

遠い昔の人が 星に名前をつけて
星にかたちを与えたように

まだ知らない遠い宇宙の果てに
思い馳せる夜には 心に夢があふれる

目を閉じた 暗闇に星を 浮かべてみれば

それは 素敵なプラネタリウムのようだね

今流れたあの星はどんな物語を語るのかな

想像するだけで 夢はふくらむよ

眠れない夜に 読んだ 絵本の中に
広がる 世界を見ているような

耳をすませば星のささやき声も
聞こえてきそうな不思議な夜だから

時間から はぐれた旅に出掛けよう
朝が来るまでのささやかな小旅行

数えきれない星たちと同じだけの命が

この地上にも生きて 呼吸をしている

そんなありふれたこともまるで魔法のように

視野を広げれば 不思議なことだ

今だけは 言葉をしまって
少しだけ 言葉に頼らずに

ただ あの夜空を見ていよう
そしてその美しさに目を奪われよう

そして生まれる汚れのない気持ちを抱きしめよう

目を閉じた 暗闇に星を 浮かべてみれば

それは 素敵なプラネタリウムのようだね

今流れたあの星はどんな物語を語るのかな

想像するだけで 夢はふくらむよ。

2016/01/04 (Mon)

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