詩人:どるとる | [投票][編集] |
黄金色の太陽が 朝を連れてきて
僕らは 眠たい目をこすって目覚めた
生まれたてのまっさらな世界が
君の瞳には どんなふうに映るだろう
昨日と何ら変わらない毎日で
忙しさにかまけていろんな大切なものを
忘れてはいませんか?って問いかける
先を急ぐあまり 空の青さを 見落として
いつもの朝も こんなにきれいなのに
乾いた シャツに腕を通したら
旅立とう このまま宛のない旅へ
夜明けとともに僕は旅人になる
この世界が たとえばもしも漫画なら
奇跡なども簡単に起きるんだろう
だけどあいにくあらすじもない世界だ
明日の天気すら 予報通りかも疑わしい
相変わらずの気まぐれ 方向音痴で
人を愛することなんか忘れてるんだ
そんな自分にさよならするために歌う
花が咲いて 散ってく命のあり方
繰り返す 輪廻のレールをたどっていく
くだらないことに大袈裟な程 笑ったら
旅立とう このまま風まかせの旅へ
生まれた瞬間から誰も旅人だった
口笛の矛先に 消えてく いくつもの
思い出が まぶたの裏を 通り過ぎてく
車窓からの眺めのように
今日も明日も 過去にも未来にもなる
先を急ぐあまり 空の青さを 見落として
いつもの朝も こんなにきれいなのに
乾いた シャツに腕を通したら
旅立とう このまま宛のない旅へ
夜明けとともに僕は旅人になる。