詩人:どるとる | [投票][編集] |
玉虫のような きらびやかな思い出が
朝の テーブルに そっと並んでる
恋する人は誰も皆 優しさを知る
目を閉じてまぶた伏せて 染まれ心よ
空の色に 水の色に 光の色に
たとえるならば 恋するときの色に
短い命が 終わった 手紙は届かない
映画の エピローグには冷たい雨が降る
幸せは 悲しいほど遠回りして終わる
そのほうが 悲しみは深くなるのさ
だけど知りたくなかったなんて
間違っても言えない
恋する人は誰も皆 優しさを知る
目を閉じてまぶた伏せて 染まれ心よ
空の色に 水の色に 光の色に
たとえるならば 恋するときの色に
帰れ心よ 世界が終わったような
悲しみに勝つために明日はあるはずだ
だからここからまた歩き出す
思い出すだけの思い出ならいらない。