詩人:どるとる | [投票][編集] |
残された時間が 大きな口を開けたまま
青空をその大きな口でペロリとひとのみ
部屋の隅っこで 煙草を燻らせて
世界の終わりを ただ待ちわびる
空へ行けるバス停があれば楽になれるのに
生きることが こんなにも たくさんの喜びや悲しみを
拾ってくるせいで 簡単には 手放せない命だ
いうなればあくびのつづきのようなもので 退屈紛れに 大多数を愛したりは愛されてやったりしてるだけ
砂時計が 落ちると またひとつ 命が消えていく
そうして少しずつ 短くなるろうそくを思い描いてる
生きることが こんなにも たくさんの喜びや悲しみを
拾ってくるせいで 簡単には 手放せない命だ
いうなればあくびのつづきのようなもので 退屈紛れに 大多数を愛したりは愛されてやったりしてるだけ。