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どるとるの部屋


[7325] 静寂という名前の時間
詩人:どるとる [投票][編集]


さよならを 一つ一つ雨粒に重ねながら数えていた

見てきたすべてや聞いてきたすべてで
世界を決めつけて 作り上げたイメージは
所詮、紛い物だ

坂道を下りてくる バスに乗るための
小さな 恥じらいも夢に預けたら行こう

当たり障りのない 日々が続く
のらりくらりとかわしていく尖った声を

誰かの優しさが そっと消してくれる
ありがとう 愛してる 溢すように涙が

言葉を つたって君の胸に 溢れた。

2016/02/05 (Fri)

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