詩人:どるとる | [投票][編集] |
目を閉じてみると まぶたの裏に
昨日へと続くレールが伸びるんです
笑ってたことも 泣いてたことも
嘘には出来ないし 消したりも出来ない
恥と上塗りだと思っても 転ぶときには盛大に 弱さを見せて
必ず僕がそばにいて 受け止めてあげる
倒れてしまうその時には支えになるよ
遠い 夜明けを呼ぶように 鳥たちは
少し早い 旅立ちを迎える朝
夜風に冷えた 体に 風をまとい翼を 広げたその姿は
まるで スタートラインに立つ ランナーに見えました
見えない未来が 不安ににじんで
ほんの少しの 諦めに 絶望する日々
時間を追いかけるのはやめて 時間を先に 行かせよう
ペースをつかんだら 今は苦しい道も少しは楽になる
そして迎えた 新しいスタートラインに僕は立っている
泣きながらだっていいんだ 強がるよりは 素直で潔い
競争相手はいつでも自分自身 自らの影を追うように生きてる
たすきを繋げるのは 明日の自分 それを忘れないでいて
君の未来が 手のひらにふと映るとき
少しの風にあおられ揺らいだりしても
君は夢を諦めちゃいけない
夢見がちな 少年をその胸に 宿してて
遠い 夜明けを呼ぶように 鳥たちは
少し早い 旅立ちを迎える朝
夜風に冷えた 体に 風をまとい翼を 広げたその姿は
まるで スタートラインに立つ ランナーに見えました。