詩人:どるとる | [投票][編集] |
未来を覗くその二つの目には
どんな星が見えるだろうか
望遠鏡のように伸ばしたホロスコープ
あまりに遠くて見えないや
ただ今だけしかない輝きを守ってた
「今が楽しければそれでよかった」
そんな 幸せな日々は過ぎた
未来という 小さな種を 抱えて歩いてる
あの頃の僕らにしか見えないものがあるなら
尾を引いて流れたほうき星
瞳に映った 数えきれない光の雨
僕のほほをかすめていった
涙に濡れた夜 未来はずっと先の話だと
思っていたのに 辿り着いてしまった
こんなに 早く まだ実感がわかないや
不器用な手つきで今と未来を結ぶ
少しだけ 間違っただけ 言い訳するよ
あまりにも 違いすぎる理想と現実
ギャップに苦しむ日々に疲れたよ
時間のはるか 先を見つめていた
自由は 約束されていたのに いつの間にか願うことさえ不自由になった
僕らが待ちわびた未来はこんなんじゃない
そんな泣き言さえ むなしいね
尾を引いて流れたほうき星
瞳に映った 数えきれない光の雨
僕のほほをかすめていった
涙に濡れた夜 未来はずっと先の話だと
思っていたのに 辿り着いてしまった
こんなに 早く まだ実感がわかないや。