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どるとるの部屋


[7362] 手の鳴るほうへ
詩人:どるとる [投票][編集]


クラップ ユアハンズ 手を叩けば
大概のことは きれいさっぱり消えていくのさ

屋根の上に 回る風見鶏
羽もないのに あんなに自由に
空を飛ぶ鳥より むしろ優雅です

さあ お時間があるなら 世界中の幸せを
探しに行くよ その手段や方法は問いません

海へと続く道 落ちるように 転がる坂道

自転車のタイヤが 焼けそうな

陽射しで焦がされた アスファルト

手の鳴るほうへ おいで こちらです

幸せの入り口は案外 身近にある

ナイトアンドデイ
夜を明かせば
見知らぬ 物語の ページがめくられて

まだ夢の続きをさまよってるような
かすかなまどろみに揺られてる

頭を振って 思い直す 記憶を追いかけて
地図なき旅路に出掛けてゆく風来坊

海へと続く道 落ちるように 転がる坂道

自転車のタイヤが 焼けそうな

陽射しで焦がされた アスファルト

手の鳴るほうへ おいで こちらです

幸せの入り口は案外 身近にある

たとえばあの 丘の向こうに

たとえばあの 屋根の上に

探したら案外簡単に見つけられる。

2016/02/13 (Sat)

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