詩人:どるとる | [投票][編集] |
時計のように 時を刻むだけで
みんなの役に立っている
そんな人になりたい
生きているだけで 誰かの
役に立てるような 生き方を
探しながら 生きていたら
誰かが 僕に言った一言にずいぶん救われた
「あなたが生きているだけで誰かが生きている」
そんな 気持ちをはじめて知りました
生きているからには何かをしなきゃいけないと
勝手に決めていたのは 僕の勝手な思い込みだったよ
何ひとつできないこの僕に君がくれた大仕事
僕が死ぬまで 君だけを愛し続けること
暇をもて余したこの僕に君がくれた大仕事
命をかけて 誰よりも君を幸せにすること
時計のように 時を刻みながらも
存在する それだけで誰かの 命を支えてる
そんな 人になりたい
そんな 人になりたい
命を持った人の 生き死にを見ている
泣きもしなければ笑いもしない
感情なんて ありません
生きているだけで 誰かを 幸せにできたらいい
不器用な僕にもできること
探しながら 生きていたら
通りすがりの人が僕に言った一言が刺さったよ
「生きていることなんてなんの価値もない」
僕は すごく悲しい気持ちになった
生きていることに意味がなかったら
僕らにはもう なにもない だからだから全力で否定するよ
何ひとつできないこの僕に君がくれた大仕事
僕が死ぬまで 君だけを愛し続けること
暇をもて余したこの僕に君がくれた大仕事
命をかけて 誰よりも君を幸せにすること
時計のように 時を刻みながらも
存在する それだけで誰かの 命を支えてる
そんな 人になりたい
そんな 人になりたい
決められた 時間の中で 僕らは生きる
笑ったり 泣いたりする ありふれた毎日
今日もまた 暮れていく空を 見上げて
何気なくふと 思うこと
僕は時計だ 時計なら時計らしく
歩き続けよう いつか途切れる道でも
終わりを 目指して。