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どるとるの部屋


[7406] サテライト
詩人:どるとる [投票][編集]


ほんの小さなまばたきの間に
見え隠れする 誰かの涙がちらり

嘘は苦手なほうだから
真っ正直に 歌うよ 愛してる

人に会ったら まず疑うような
そんな冷えた 気持ちで
誰かを 見ていたくなんかないんだ

夜の終わりを 告げる まばゆい 光の閃光が
つらぬいたのは いつまでも 一歩を踏み出せない弱い僕の心

この気持ちは翼になって どこへでも行ける
羽ばたいてゆく

指をさすように西に伸びる光の道
それは サテライト

僕のこれからを 描き出す 最初の一筆

いくつもの歌が 嘘に本当を紛らす
何が本当なのかさえ曖昧な世界で

あやふやな 正しさを信じるくらいなら
迷いながらでも 選んだ道を進むよ

答え合わせや つじつま合わせに
疲れはてたなら 一度は立ち止まって
涙のひとつでも流してみよう

夜明け前のまだ 暗い空に飛ぶ
白い 海猫が 空を滑るように 落ちて
海を 撫でるように 低空飛行

希望なんて曖昧な ものを信じることはできないけれど
期待はできそうさ

まだ何も始まってはいない
だから終わるはずもないストーリー

明日の笑顔を 咲かすための涙は種さ

寝転がった ぶんだけ なにかが変わったのだろうか
ああ 多分少し 迷い道に はぐれただけ
今なら もう一度やり直せるよ
ゼロからのスタートだ

夜の終わりを 告げる まばゆい 光の閃光が
つらぬいたのは いつまでも 一歩を踏み出せない弱い僕の心

この気持ちは翼になって どこへでも行ける
羽ばたいてゆく

指をさすように西に伸びる光の道
それは サテライト

僕のこれからを 描き出す 最初の一筆

よろよろと 蛇行してるけど
向かうべき明日へ 伸びていくサテライト。

2016/02/22 (Mon)

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