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どるとるの部屋


[7426] バニラスカイ
詩人:どるとる [投票][編集]


五線譜に並んだ どうでもいい音符を
たどって 聴こえる音はどんななんだろう

見上げた空はばからしいくらいに透き通ってて
すべての 悲しみを笑ってた

移ろってる 思いは相変わらずだ
大丈夫心配ない 嫉妬の必要もない
僕は 君より三下の存在

うだるような夏の陽射しにやられて
逃げ込んだ日陰 つかの間の休息

ゆるやかに下ってく坂道は続いてて
約束もないままに 命は空にまた一歩近づく

悲しいかい?って聞くも間もないくらいに
ただ過ぎる毎日に 最近は預けっぱなし

お得意の嘘とジョークで
乗りこなしたはずの世界にやがて裏切られ

洋画劇場を 観ながらつまむポップコーン
大団円 迎えても 終わらない連続殺人
犯人は 神様 とんだ確信犯

殺人的な 暑さに やられて
軽いめまいで世界が回ったサンデー

誰かの思惑通り 僕はしっかりと 年を重ねて
バニラ色の空を見上げ 涙の川を渡る

おはよう おやすみ
また 明日
たまに 長い夜
そんなふうに過ぎてくエブリデイ
展望は 思うよりずっと 見晴らしがいい

悪くはない 雨降りの日も 以外や以外フラットで軽いフットワーク

うだるような夏の陽射しにやられて
逃げ込んだ日陰 つかの間の休息

ゆるやかに下ってく坂道は続いてて
約束もないままに 命は空にまた一歩近づく

手を伸ばす先にある光 つまりはそんな希望じみた展開。

2016/02/26 (Fri)

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