詩人:どるとる | [投票][編集] |
五月雨に 濡れないように
傘を差していこう
陽射しをよけて 高気圧の死角を狙う
放物線を描いて 空に架かった虹のアーチ
渡るには まだもう少し 勇気がいるよ
出来合いの羽で どこまで飛べるかな
それは 果てしない計算の果てにある
これ以上割りきれない絶対値を探す
うわべで飾った 言葉でも いいから
君はアイラブユーって笑っていて
気まぐれな 天気に左右される 毎日
魔法さえ 満足に 使えない世界では
一歩ずつがとても果てしない道のりだ
涙は夜明け前に消えて跡形もないよ
嘘にまみれた 本当のことを
愛さずにはいられないのは
本当のことだけでは心もとないから
雨の前に なすすべがない僕らには
諦めの悪さがただひとつの武器
出来損ないの プライド たずさえて
カッコいい気になってた
昨日の僕を殴り飛ばしたい気分だ
うわべで飾った 言葉でも いいから
君はアイラブユーって笑っていて
気まぐれな 天気に左右される 毎日
魔法さえ 満足に 使えない世界では
一歩ずつがとても果てしない道のりだ
涙は夜明け前に消えて跡形もないよ
だから、もう二度とかえらない思いを
何度でも確かめる 何度でもかみしめる
いつの日か 世界から 僕の存在が 消えてしまうまで。