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どるとるの部屋


[7450] 翼を抱くイメージ
詩人:どるとる [投票][編集]


夜明けの空に 開く翼
咲かないはずの花が笑ったように見えた

面倒なことは 相変わらず山積みで
大人になっても終わらない宿題に奮闘してる

またひとつ 何かを失くして
またひとつ 何かを手にして
そんなことの 繰り返しの先に何がある?

疑問符ばかりが 世の中の大半を
占めていて 若いだけで期待は膨らんで

勝手に 要らない荷物を背負わされて
気づけば他人の期待に応えるための人生

そんな自分を変えたくて 走り出す
背中に翼を抱くイメージでフライアウェイ

つぶれた空き缶 落書きだらけの高架下
錆びに埋もれた ただの憧れになった夢

東京23区 ビルばかりの風景の中に
数えきれない人々の夢の蕾が実ってて

どこかで誰かが泣いていて
どこかで誰かは笑ってる
そんなことを 思うこともないまま 過ぎる

どんな夢を 叶えたかったんだろう
今では 諦めることに慣れすぎてしまって

夢見ることをしないことが悲しいと
気づくこともできないまま生きてる

そんな自分から 抜け出したくて 走り出す
もう空は 飛べそうさ恐がらずに フライアウェイ

忘れな草が 揺れて

遠くに消えた光を
追うように 眼差しは
あなたの背中追いかける

疑問符ばかりが 世の中の大半を
占めていて 若いだけで期待は膨らんで

勝手に 要らない荷物を背負わされて
気づけば他人の期待に応えるための人生

そんな自分を変えたくて 走り出す
背中に翼を抱くイメージでフライアウェイ。

2016/03/03 (Thu)

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