逃げも隠れもしないからそっと雨に差し出した手のひらに降りておいで 温かい涙をください時計が王様の 顔で時間を にぎってる街に不規則な羽ばたきをひとつ流れる 川の閑静を 乱すように夜を 揺らすよ 闇にささやきかけて目を閉じたら あと数分 気づけば夢の中僕は 開けたままのドアの前立ち尽くす早まるな まだ飛ぶには 些か 早すぎる。
[前頁] [どるとるの部屋] [次頁]