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どるとるの部屋


[7457] 流星雨
詩人:どるとる [投票][編集]


降り続く 雨に傘なんかいらない
傘なんか放り投げて ままよ 濡れよう

宇宙飛行士の 気持ちになって
浮遊するのさ

呼吸するたびに 熱い 吐息が
白く曇る まだ少し夜は冷えるな

見上げた空の 向こうに輝く 星の名をつけた
年老いた 夢追い人は 明日の自分に手紙を託した
「未来はポケットの中で息づいてる」
大切な言葉にしよう
いつかその言葉に恥じない歌 歌えるように

「宇宙飛行士への夜想曲」
イメージしてるのはそんな絵さ
さあ 行こう

冒険活劇小説の 主人公気取り

流星が雨のように降り出せば
夜空は 大きなスクリーン

クリントンイーストウッド
バックトゥザフューチャー
時々 ウッドペッカー
大好きなものにある 光に 魅せられてる
僕という物語のテーマにしよう
いつか大切な誰かに教えてあげられるように

ちぐはぐで曖昧 足取りはきわめて 重く
とても 完走できそうもない
だけど 山高々に 頂を 見上げれば
案外 めざす場所は近いんだな

見上げた空の 向こうに輝く 星の名をつけた
年老いた 夢追い人は 明日の自分に手紙を託した
「未来はポケットの中で息づいてる」
大切な言葉にしよう
いつかその言葉に恥じない歌 歌えるように

変わらない気持ちと声で。

2016/03/05 (Sat)

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