安っぽい言葉たちが空から舞い降りる
遥か何億光年からのプレゼントのように
星が手のひらに落ちたその日の夜は
奇跡みたいなまやかしも信じられた
あの頃は二人共 本に夢中だった
ファーブル昆虫記とシートン動物記
その二冊が 僕らのバイブルだった
世界の すべてがなんだって
未来が どれだけ変わっても
肝心なところはいつまでも変わらない
僕は僕で不器用さ前回でやってくよ
あらゆるイメージを総動員して
これから訪れる未来を待ち焦がれる
望遠鏡を覗く少年のような心で
まずは手始めに明日を楽しみにしよう。
2016/03/16 (Wed)