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どるとるの部屋


[7499] 螺旋
詩人:どるとる [投票][編集]


いつか生まれたばかりの僕が手にした物差しで
この世界を見ていた

目盛りを この世界に合わせてみても
世界は 合わせたそばからずれてゆく

手のひらが杯なら
そこに注ぐのは時でこぼれないように
或いはこぼさないようにするさ

幾重にも連なるDNAの螺旋階段を伝い届く僕の遺伝子番号

この先を 知ることはできない僕には

永遠を生きれない僕は途中でリタイアさ

幸せを望むなら
永遠なんていらない
百年でも多いくらいだ この感情は邪魔だ。

2016/03/19 (Sat)

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