もしも海の中に 僕が生まれたなら僕らは魚だろうか
下手くそな僕の泳ぎのせいで 君が
大きな魚に食べられたら
僕は どうしようかな
余計な感情は 空の上に置いてきたから
ただ、生きるだけ 本能だけで生きてる
出産時に涙を流す 亀も
ちっとも感動的じゃないし
クジラの歌声も 僕にはただの鳴き声
それをどう受けとるかですべては変わってゆくよ
あざやかに色づく季節の始まりが 虹色なら
悲しみも 優しく見えるのに 痛みは避けられそうもないから
僕らは悲しみより先に幸せを 追い越せない。
2016/03/19 (Sat)