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どるとるの部屋


[7511] 幸せを写した写真
詩人:どるとる [投票][編集]


過ぎてく車窓の風景を 刻むポラ
まばたきのシャッターが降りる

形にはならない思い出だから
思い出してもぼんやりとかすむ

だけどそれがまた味があっていいね

笑うあなたを 風がそっと包んでる
手のひらに上手くのせた声を泳がせて

今日という日は特別なんかじゃない
でも特別な日よりずっと覚えてる

夜の真ん中めがけて走らせる

くぼんだ 気持ちに涙がたまる

カレンダーに つけた意味深な丸印
消しようのない愛の形が 残されて

涙をいくら流しても埋められないことを教えるように残酷

笑うあなたを 風がそっと包んでる
手のひらに上手くのせた声を泳がせて

今日という日は特別なんかじゃない
でも特別な日よりずっと覚えてる

傷痕の 底に残ってるたしかな 幸せを
打ち寄せる波が 運んでくる

「一人の人が一人の人を命懸けで愛した証」です。

2016/03/19 (Sat)

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