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どるとるの部屋


[7515] ラブソング
詩人:どるとる [投票][編集]


まだ寒い夜 君を呼ぶ声が少しふるえてる
届くか届かないかの距離から送る眼差し

近づいては離れてく歩幅
揃わない 不規則なリズムで
不器用に歩く二人

何を話せばいいのかな
すぐに途切れる会話を
やっとつなぎながら
笑うあなたを僕は 見ていた

幸せなんてものがこの世界にあるなら

多分こんな気持ちなんだろうなって
イメージと重ねてみる
あなたが笑うだけでなぜだろうってくらい
幸せになれてしまうんだ
恥ずかしいけどこれは紛れもなく愛だ

踏切をひとつ 通り過ぎて アパートに帰る
階段の小さな踊り場で キスをする

満ちては欠けてく月
押し寄せる波のカタチ
命もまた 同じ光りかた

愛したことだけを 述べてしまえば
きっと素敵な思い出になるのに
思い出は悲しみで濡れる
まるで屋根のない雨宿り

幸せなんてものがこの世界にあるなら

多分こんな気持ちなんだろうなって
イメージと重ねてみる
あなたが笑うだけでなぜだろうってくらい
幸せになれてしまうんだ
恥ずかしいけどこれは紛れもなく愛だ。

2016/03/20 (Sun)

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