詩人:どるとる | [投票][編集] |
ピントを合わせて 覗き込んだリトグラフ
イメージだけの世界が輪郭を持って
妄想が現実に巣くう
蜘蛛の巣を張る
空はどんより 雲って今にも雨が降ってきそうだ
傘を持って 待ち構える さあいつでも来い
午後から次第に雨は小雨からどしゃ降りに変わる
天気予報通りだな あまりにつまらないから濡れてやる
あらゆる概念を無視して雷雨の中を走る 傘を放り投げる
ほら これ幸いとばかりに僕は笑う 僕は笑う
ファインダーの向こうにある被写体
一秒を永遠に閉じ込める魔法
悲しみも喜びも ネガに焼き付くよ
正方形の 世界の中で 時が止まったように笑ったままの君を見てるもう一人の僕
午後から次第に雨は小雨からどしゃ降りに変わる
天気予報通りだな あまりにつまらないから濡れてやる
あらゆる概念を無視して雷雨の中を走る 傘を放り投げる
ほら これ幸いとばかりに僕は笑う 僕は笑う。