詩人:どるとる | [投票][編集] |
歩道橋から沈む夕日が見えたなら
すぐに夕闇が 夜を連れてくるだろう
流れる人混みに ただ流されてるだけ
言い訳するだけで1日がまた終わる
なんとなく 生きているだけのように
見える毎日でも いつの間にか
知らず知らずに 積み重ねてる何らかの経験値
そう思うことにして とりあえず回れ右
遠回りでも 必ずたどり着ける場所がある
道はひとつじゃないんだよ 誰かが教えてくれました
優しさを知らずに ここまで 来た訳じゃない
一人くらいいるはずなんだ 君を 思ってくれる人が
そんなささやかな 思いをあてにして
生きてゆくのもまたいいもんだろう
夜空に浮かぶ月に 涙を見られないように
月に背中を向けて歩くいつもの帰り道
大好きな人の顔を思い出してしまうよ
悲しいとき 辛いとき 泣きたくなるとき
意味なんかない ように見える毎日でも
意味がないと 決めつけるには
まだ早いって気がするのは 明けない夜はないことを どこかで信じてるから
遠回りしたほうが いろんな景色が見える
花が散る 花びらが地面に落ちるまでのほんのわずかな時間
たとえばそんな 何気なくてなんでもない
悲しみや喜びの もっと向こうにある ありふれた何か
大切なことはそこにあるって思うんだ
だからカッコ悪くても生きてゆくよ
大切な人の笑った顔が 涙ににじまないように
僕が まずは笑ってお手本になるんだ
こんなことしか出来ないけど 当たり前にある
絵に描かれたような 幸せを届けたくて
あなたの手を強くやさしくにぎる
遠回りでも 必ずたどり着ける場所がある
道はひとつじゃないんだよ 誰かが教えてくれました
優しさを知らずに ここまで 来た訳じゃない
一人くらいいるはずなんだ 君を 思ってくれる人が
そんなささやかな 思いをあてにして
生きてゆくのもまたいいもんだろう。