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どるとるの部屋


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詩人:どるとる [投票][編集]


それでも散ってしまうのです
指折り数えても 幾ばくもない命

窓の外を 過ぎる駅前通りの景色
たくさんの人だかりに紛れて
建物の向こうに夕日が 沈むのを見た

春の終わりに桜が散ってゆくように
君の命も それまで持つかなあ

静かな病室に 二人の影が落ちて
涙も流さず笑う 君を僕はただ見ていた

春ももうじき終わりだね 最後の桜が散る。

2016/04/19 (Tue)

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