さあ 帰ろうかと差し出す手を小さな手が 握り返したその手の持ち主はにっこりと笑いながら今晩の献立をママに聞くのです何もかもが幸せだった気がしたひとつひとつ思い出していたその理由を君の瞳を僕は見ていたよ 潤んだようなその目の向こうに夕暮れの街が 揺れている お腹がなったから ここからは駆け足。
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