詩人:どるとる | [投票][編集] |
みんなが思ってるよりずっと僕は切なくって悲しい毎日を過ごしている
胸がさけそうなほど悲しくて悲しくてしかたないのさ
みんな同じなんてくだらない言葉で片付けないでほしいのはきっと僕だけじゃないはずだろう
誰にも言えない気持ちは行く宛もなくさまよっている
孤独という闇の中で
今日も誰にも言えなくて苛立ちともどかしさだけが
この僕を何倍も疲れさせているよ
楽しいことにさえ笑えない
それがいちばん辛いのさ
夜空を見上げても何ひとつ感想ももてないし感動もできない
こんなにも
こんなにも
悲しいのに
誰かにたすけを求めることさえしないのはなんでなのか
自分でもわからない…
あふれる切なさと
こみ上げる悲しみで
目の前が見えない
目をつむったまま投げたダーツの矢みたいに的を外れた現実
標準が定まらない
誰にも言えない気持ちを残したまま
弱い僕は強い僕を飛び越えられずに
ずっと闇の中で立ち止まったまま
やませようと思えばやませられなくても弱まらせることができる雨もそのままに
降り続く雨に濡れ
僕はただ生きる
それもまた運命だと都合よく片づけながら 今日も都合のいい理屈並べ立てて
結局は逃げ道をただ走るだけの弱いだけの僕で
雨はだからやまない
多分ずっとやまない
誰にも言えない気持ちが言えないかぎり
僕は蝶にはなれない
孤独の殻に籠もった
蛹のままの日々から
抜け出せないのさ。