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どるとるの部屋


[7683] たそがれリメンバー
詩人:どるとる [投票][編集]


たったひとつの出会いから
色とりどりの物語が歩き出す

口笛ひとつ 夕暮れの空に 吹いて
振り返る背中に あの優しい笑顔

いつでもそばにいてくれるのに
素直になれないなんてもったいない

ありがとうかな 愛してるかな
僕の今のこの気持ちはなんだろう

ひとつひとつ 増えてゆくよ
あなたにとって大切なものが

僕にとって 大切なものはきっと
あなたが大切に思うものと同じだ

それがうれしくて何度でも何度でも
照れ笑いしながら 幸せをかみしめている

猫は 畳の上で 夢を見ている
どんな夢を見ているのかな

スクリーンみたいに映る思い出の
場面が 映画のように観れたなら

忘れたなんてことないのに
形あるものだけが残る訳じゃない

僕の人生が終わりを迎え瞼閉じる
その時にはきっと言葉にするよ

いつの間にか 大切なものができた
胸のなかには思い出がいっぱいさ

君がくれたんだよ 気づいてるかい?
黄昏時の街が優しく受け止める

溢れ出しそうな思いを 抱きしめてくれる
明日は今日より君に優しくしよう

水面に 木の葉一枚浮かべて
沈むまで眺めてるような

毎日の中で 静かに流れてゆく
時間(とき)を遠く見送る

変わらない色の気持ちは
心ごと夕暮れの街に 帰ってゆく

ひとつひとつ 増えてゆくよ
あなたにとって大切なものが

僕にとって 大切なものはきっと
あなたが大切に思うものと同じだ

それがうれしくて何度でも何度でも
照れ笑いしながら 幸せをかみしめている。

2016/04/20 (Wed)

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