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どるとるの部屋


[7684] 雨宿り
詩人:どるとる [投票][編集]


いつも 愛する前に君に愛されてしまう

僕の思ってることわかっているように

君は僕より先に僕の気持ちの前を歩いてる

見返りなんて 求めない君だけど
もらってばかりいられないから

気づけばいつも君の胸の中で泣いてる

今日あったこと誰かに聞いてほしいんだ

何も言ってくれなくていい
慰めなんていらないよ

ただ君の ぬくもりに包まれながらしばらく雨宿り

素直になれないのは昔からなんだ

ごめんなさいって何度繰り返したかな

呆れてしまう素振りも見せずに 駄目なところまで

愛してくれる 君が輝いて見えたのは
気のせいなんかじゃないだろう

夕暮れの街 切なさが波紋のように広がって

帰り道を歩く僕から家を遠ざけてく

さよならの日は遠くはない
でもあんなに 早かったなんて

大切な部品をなくしたように 動かない心
止まったままの時間

あの坂道で 笑ったり泣いたりしたことや
写真を撮って 下手くそだって 言ったこと
思い出してしまうよ
瞳はまるで幻灯機
あるはずもない イメージでさえも
残してしまうよ 心の中にある記憶をしまう回路に

気づけばいつも君の胸の中で泣いてる

今日あったこと誰かに聞いてほしいんだ

何も言ってくれなくていい
慰めなんていらないよ

ただ君の ぬくもりに包まれながらしばらく雨宿り。

2016/04/20 (Wed)

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