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どるとるの部屋


[7701] 蜃気楼
詩人:どるとる [投票][編集]


ゆらゆらと さまよう 影ひとつ
視界の隅に置き去りのララバイ

ピアノが奏でる不協和音
悲しみとあと一文字のエトセトラ

夢心地で目が覚める
覗きこむ レンズ
その向こうのまぼろ乱気流のワルツ

それは見紛うことのない真相心理

立ち眩みを起こしそうな カラフルな
世界に取り残されて僕は上手に死ねない

命をもて余している

地球が闇に 浮かぶだけの途方もないでっち上げ

蜃気楼であればいい。

2016/04/23 (Sat)

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