くたびれてしまう 夜明けはまだかな来ることもない待ち合わせじゃない昨日と今日の間で僕は待ちぼうけ空ばかり見上げてたら迷ってしまった逆立ちしながら待っているよやがて時計がようやく動き出す流れる車窓の風景を思い出と呼ぶのはなんだかむなしくてそれはまるで 遠い昔に聞いたおとぎ話のように ささやかに未来を照らす太陽夜に沈んだ町は音ひとつない静寂に包まれて誰かの 寂しげな背中を月が照らしたら小さなステップ ハ長調のリズム。
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