詩人:どるとる | [投票][編集] |
夜に沈んだ街で 誰かを待ち焦がれて
時計ばかりを 見つめる瞳が針を追う
雨もすっかり上がったようで
少しだけど この静けさにも慣れたよ
僕が来るまでのこの数分が どれだけ長かったか
一生懸命説明する君を 僕はただ見つめてる
プレゼントのアクアリウムの中に閉じ込められた 小さな家
窓から覗いてる 部屋の中には 幸せがいっぱい
胸の中にある 片付かない気持ちを
一つ一つ分別してる暇はどうやらない
明日の今日を思いながら
遠い夜明けを 夢でも見ながら待つ
空の青映した 瞳の中に しまわれた世界が
まるでアクアリウムのように 見えたから笑ってしまった
センスのない 僕のプレゼントで唯一喜んでくれた
箱を開けてごらん
君のために 選んだんだよ
目を閉じてしまったような 暗い夜なら
明かりを灯して 闇を照らそう
僕は君を照らす光になるから 君は僕を照らす光になってね
プレゼントのアクアリウムの中に閉じ込められた 小さな家
窓から覗いてる 部屋の中には 幸せがいっぱい
今は硝子に少しヒビが入ってしまったけど
それもまた 思い出。