詩人:どるとる | [投票][編集] |
打開策はあるか 逃げ道は確保してるか
何の 前置きもなく始まってくストーリー
歯車は何のために 回るだろう
この世界の片隅に生まれ落ちた命は
雫になって 雨のように無数に降り注ぎ
君の瞳の奥に灯る光になっていく
それを愛と間違えて 僕は 狂ったままの時計を合わすこともなく 今もって狂ったままだ
少しは間違っていたいよ
計算なんて間違っていていいよ
愛にそれらしい答えなんてないよ
だから、好きなように今を歌うんだ
つらぬくように 走り抜けてく稲妻
凝り固まったような 固定観念に惑ってたら
先は見えない 暗闇の奥を照らせない
すっかり夏らしくなって汗も流れて
地球に太陽がぐっと近づいた感じだ
星になって 弧を描きながら 落ちていく
尖ってゆくさ でもどこか優しくもある
ページをめくる指先が 立ち止まって 折り目をつけて思い出と呼んだら 雪でも降るんじゃないかって
みんなが言うんだよ 大袈裟だなあと笑いながら 自分でもめずらしいことがあるんだなあって気がしてる
少しだけ 誰かを愛せるようになりました
誰かを守れる強さ 稲光に見えた夏
それは何かの テーマのような
あるいは何かのメッセージのような
覚悟にも似た勇気のしるし
それを愛と間違えて 僕は 狂ったままの時計を合わすこともなく 今もって狂ったままだ
少しは間違っていたいよ
計算なんて間違っていていいよ
愛にそれらしい答えなんてないよ
だから、好きなように今を歌うんだ
つらぬくように 走り抜けてく稲妻。