詩人:どるとる | [投票][編集] |
ページをめくるように夜は明けていく
窓の外を過ぎる景色 に見惚れながら
君のことをこっそり思ったりするよ
駅のベンチの下に咲いた名前も知らない
花に重ねた君の面影にそっと笑って
可笑しいなあ もう忘れたはずなのに
僕の中にはまだ君が溢れている
よみがえる回想シーンが何度でも
あの日の涙を 繰り返し映すから
僕は何度でも 悲しくなってしまう
僕はいくらでも 切なくなってしまう
また同じことの繰り返しだ
巻き戻すように振り出しからのスタート
リセットボタンがないか探すよ
でもそんなものあるわけもないよね
何とかしてなくしたものを取り返したい
目をつむる暗闇に灯る明かりは
いつも優しく足元を照らすのに
目を開くと まるで嘘のように消えてしまう
もう一度、君に会いたいよ
たどっていく足跡を途中で見失う
一番大切なものは ひとつしかないんだよ
僕は何度でも 君に会いたくなる
僕はそのたびに 君に会えないことを知る
君がいなくなったって世界は続いてく
果てしなく時は淀みなく流れていく
何を見ているのかな あるいは何も見てないのかな
僕は 相変わらずちっとも前に進めないや
戻らないのは知っているけれど
君に会いたい気持ちは 消えない
だから何度でもあの日のように 君を呼ぶよ
よみがえる回想シーンが何度でも
あの日の涙を 繰り返し映すから
僕は何度でも 悲しくなってしまう
僕は何度でも 切なくなってしまう
また同じことの繰り返しだ
巻き戻すように振り出しからのスタート。