詩人:どるとる | [投票][編集] |
混みあう交差点潜り抜けて珈琲で飲む常備薬
怠惰になりそうな 日々も どこかあと少し強くなれないもどかしさだけを残したまま
いつの間にか足下に引いた ハードルを
いつか飛び越える日は来るのだろうか
寝起きの頭の中に響く 車内アナウンス
救いなんてものをまだ 求めてるなら
大概にしたほうがいいなって 笑ってさ
先ずは目先の 罠を掻い潜る策を 思案する
誰に向かって頭を下げているのか常に前のめりだ
絶対正義を疑った 僕は つまらない多数決で群れからはじかれて 孤独を強いられる
空と地平の境界線を 消したくて 走る
真夏の炎天下も 見て見ぬふりをする
手を伸ばす先に あるものを知っている
ふれられないことも知っているんだ
手にした物差しで何を計りたかったんだ
計算の出来る範囲はもう過ぎてるのに
このまま 僕らは置き手紙も残さず
誰の記憶からも 行方不明になりたい
たとえば越えてはいけない線を
踏み越えて その先を知りたくて 逃避行
好奇心の果てにある世界を見るんだ
いつの間にか足下に引いた ハードルを
いつか飛び越える日は来るのだろうか
寝起きの頭の中に響く 車内アナウンス
救いなんてものをまだ 求めてるなら
大概にしたほうがいいなって 笑ってさ
先ずは目先の 罠を掻い潜る策を 思案する。