遠い昔の話で まだこの世界が出来たばかりの頃 悲しみは今よりも優しかったはずでしょう日が昇れば 起きて日が沈めば 眠る石斧手に 獲物を追いかける マンモスの 肉に食らいつく猿と 寝起きするこの川の流れの先をたどればいつか 裸足で心隠さずありのままの無防備な 心の鍵さえかけない 僕らがいる。
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