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どるとるの部屋


[7923] いちまいの皿
詩人:どるとる [投票][編集]


悲しくて 仕方ないとき必ず誰かがそばにいる
みんながそんな 思いやり持てたなら
この世界は 明日からでも平和になる

どうしてだろう 君の涙を見た時に
痛みなんて 伝わるはずもないのに
胸が苦しくなった

人は 自分以外の人の痛みはわからない
でも心があるから 感じることはできなくても わかろうとすることなら出来る

君のほほに ひとすじの涙が伝ったら
僕がその涙をぬぐうハンカチになろう

君が 一日も早く笑えるように
その悲しみをどう片付けていくか
一緒になって 考えていこう

鉢植えの底に穴が空いてるのは
水を逃がすため 花が水を飲みすぎて腐らないためだよ

たとえば僕ら人間も同じ理屈で
悲しみばかりでも生きるのは辛い
喜びばかりでもつまらない

あなたを思いながら 夜空の星を数えて
名前も知らない星と星を つなげて自分だけの星座をつくる

君のほほに ひとすじの涙が伝ったら
僕がその涙をぬぐうハンカチになろう

君が 一日も早く笑えるように
その悲しみをどう片付けていくか
一緒になって 考えていこう

皿の上に盛られた料理を 主役にするのは
皿が輝いているから
ほら、君も命を輝かせるために
涙をたくさん受け止めて
命を輝かせていく。

2016/06/04 (Sat)

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