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どるとるの部屋


[7959] プレゼント
詩人:どるとる [投票][編集]


子供の頃に僕が夢見た未来は
いつの間にか日々の忙しさに
部屋の隅っこに転がってる

引き出しの奥に しまった大切な思い出
今はもう 手を伸ばしても掴めやしない

やぶれた地図を手に もう一度なくした夢を追いかける 遠い旅に出かけよう

薄汚れてても 履き慣れた 靴で
どこまでも行ける
翼がない僕らには自由に歩ける足がある

今はまだ見えなくても きっといつか
千の夜と 千の朝が過ぎたとき
君の 手元に そっと届くプレゼント

なりたいもの 絵に描いたら
なれる気がしたんだよ魔法みたいに
夢のまた夢さ 絵に描いた未来なんて

叶いっこないさと 蹴飛ばした夢を
あわてて探して今は歩いている

君がくれた 笑顔は僕の笑顔にもなったよ
涙なんて 拭いたら風と一緒に歩いていこう

ロマンや奇跡だって きっとあるはずだと 信じる心が 見える世界を変えていく

今はまだ 想像するだけでもきっといつか
想像した 未来がやって来るんだ
その時は離さないように 抱きしめよう

ひとつ また ひとつ 増えていく思い出
そのすべて守れるかな 小さなこの手で

いつか僕が大人になって子供たちに
素敵な未来を無傷で明け渡す事ができるかな

薄汚れてても 履き慣れた 靴で
どこまでも行ける
翼がない僕らには自由に歩ける足がある

今はまだ見えなくても きっといつか
千の夜と 千の朝が過ぎたとき
君の 手元に そっと届くプレゼント。

2016/06/16 (Thu)

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