詩人:どるとる | [投票][編集] |
いつか僕が大人になったなら
君に話して聞かせてあげよう
今日のくだらないありふれた出来事
喜びや悲しみ
踏切そばの 小さなベンチで
眺めた夕暮れのオレンジ色は
今も僕の思い出をきれいに染めている
押し花にした思い出が胸の中に咲いて
退屈な時間に華を添えている
時計は回る世界の終わりまで
今日も明日も
目を閉じてもまだ瞼の裏で
燃えている夕暮れのオレンジ色が
明日もまた見れたならいいなと思う
積み重ねる日々の積み木
崩れるまで積み上げて
どれだけ積み上げれば
終わりは 来るかな
今日も また 笑い泣くだけで 日が暮れる
踏切そばの 小さなベンチで
眺めた夕暮れのオレンジ色は
今も僕の思い出をきれいに染めている。