あれから どれくらいの春が過ぎたかな色褪せたベンチのように 座る人もなくただ忘れられるのを待つように胸の奥に たたずむ思い出が涙に濡れてる今年も春になれば桜の花が 公園通りをあざやかに 染め上げてくれるだろう忘れるための思い出ならば積み重ねる意味などなくてでもあなたのあの笑顔を僕は忘れるために 記憶に刻んだんじゃない痛みは消えないよ それでもあなたとの思い出を抱いたまま風になりたい。
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